テーブル型電極
テーブルスポット溶接機の最大の特徴がテーブル型電極。補助人員を使うことなく、ワークをテーブルの上に置き、後は溶接したい場所にガンを持っていくだけです。ワークを支えることなく溶接ができるので、安定した状態で溶接作業ができます。ゆえに作業姿勢が楽に保て、疲労とともに仕事量や品質に偏りが出ることもなくなります。さらに、テーブル型電極なので、よりフラットな化粧面打痕に。後処理まで軽減できます。
『高速溶接技術』とは?
『ミリ秒単位で大電流を流し、制御することのできる溶接電源』で、『わずか0.01秒』というその電流の立ち上がりの速さから名づけられたそうです。
溶接打痕・シートセパレーションを抑制し、品質と生産性の向上に繋がっています。これによりグラインダーやサンダーでの仕上げ作業も削減。健康管理面でも悪影響が無くなります。
酸化防止ユニット
酸化防止ユニットを取り付けています。これにより、ステンレス材の溶接時に酸化を防止しながらスポット溶接ができ、テンパーカラー(溶接焼け)の抑制が可能。焼け取り行程を削減することができます。熱の影響を受けやすく加工に特殊な技術が必要であったステンレス材の溶接技術を確立しています。
V(垂直)ガン
例えば、『四方を閉じた深い箱物製品』の溶接をするときに力を発揮するガンです。深い箱モノのそこをたやすく狙うことができます。また、面直に加圧できるので、ナットやビス、ボスの溶接にも最適です。
H(水平)ガン
今までの溶接ガンと異なり、水平方向に長く伸びるガンは、様々なワーク形状から奥深いところまで、作業者の思ったところにガンが届き、自由自在に溶接が可能です。テーブル型電極の上を自由自在に動かしながら、思いのままに溶接が可能です。また、ナットの溶接も可能です。